MINI整備ブログ記事をご覧いただきありがとうございます。
本日の整備はBMW社MINI R50のエアコン修理です。
整備ブログ記事をご覧いただきありがとうございます。
本日はBMW・MINI R56 クーパーSで駐車場にオイルのシミが有るとのご依頼です。
染みが出来るのは冷却水漏れかオイル漏れが基本になります。
早速点検をはじめリフトアップしてみると大量のオイル漏れが確認できました。
このままでは細かい点検が難しいのでパーツクリーナーや高圧スチームでまずは洗浄を行います。
その後試運転等を行い再度点検してみるとエンジンオイルパンからの漏れを確認しました。
その他にもパワーステアリングオイルの漏れ、パワステポンプ、各所ホース類からオイル漏れしておりました・・・
各所の部品交換を行い再度ロードテスト等、行った後漏れチェックを行い、再発が無いのを確認し整備完了となりました。
リフトアップ後、エンジン廻りをチェックすると、エンジンオイル漏れだけでなくパワステも漏れている状態でした。
洗浄後、エンジンの漏れは、オイルパンとヘッドカバー、フィルターブラケットの3か所から漏れが確認できました。
パワステからはポンプと各部ホースからも・・・。
R56型のMINIではよくある事例ですので、異音や匂いなど、何か異変を感じたら早めの点検をお勧めします。
MINI等の欧州車は密閉式の冷却装置となっている為、冷却水が減るという事は冷却水漏れがあるか、エンジン内部で漏れ出し蒸発してしまっているかのどちらかが多いです。
点検を行う為、リフトアップし加圧テストを行うとウォーターポンプ及びサーモスタットのハウジングから冷却水漏れを確認しました。
この状態では、徐々に冷却水量が減少し、オーバーヒートの危険性が高くなってしまいます。
整備作業では、ウォーターポンプとサーモハウジングを繋いでいるパイプがインレットマニホールドの下を通っている為、インレットマニホールド本体を外しての作業となります。
ウォーターポンプは、元々取り付けられていた部品は樹脂で出来ていましたが、今回交換した部品はアルミ製になっており耐久性が向上されています。
交換作業後、エア抜き作業をしっかりと行い異常が無い事を確認し作業完了です。
早速エアコンガス量を点検したところ減っている事が分かりました。
まずは補充して効きの確認を行いましたが冷えがまだ不十分でした。
更に点検を進めて行くと、エアコンガスの圧力が上昇しきっていない事が分かりました。ガス圧力の数値を基に不具合箇所を
絞り込んで行くとエアコンコンプレッサーの圧縮不良が原因である事が分かりました。
ガスのにじみ漏れも確認出来ましたので、エアコンコンプレッサーを交換します。
真空引き、ガス充填、しっかりと冷風が出る事を確認し修理完了です。
エンジンのフロント廻りを全て取り外しエンジンが丸見えの状態にならないと作業が出来ません。
当社では作業事例も多く熟知したメカニックがおりますので、気になる方は点検も兼ねてご来店下さいませ。